クラウドワークスで確定申告が必要になる条件は?確定申告が必要になるケースについて
クラウドワークスを利用して副業を始めたり、フリーランスとして活動を続けたりしていく中で、気になるのが「確定申告は必要なのか」という点ではないでしょうか。
副業やフリーランスの収入については、一定の条件を超えた場合に確定申告が義務付けられています。
知らないまま放置してしまうと、後々トラブルになる可能性もあるため、あらかじめ自分が該当するかどうかをきちんと把握しておくことがとても大切です。
ここでは、クラウドワークスを利用している人が確定申告をしなければならない主なケースについて、わかりやすく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ケース1・【会社員】で、副業収入が20万円を超えた場合
会社に勤務していて、毎月給与を受け取っている会社員の方でも、クラウドワークスなどで得た副業収入が一定額を超えると確定申告が必要になります。
この場合の基準は「副業による所得が年間20万円を超えたかどうか」です。
ここで言う「所得」とは、単なる売上額ではなく、売上から必要経費を差し引いた後の金額を指します。
つまり、クラウドワークスで受け取った報酬から、パソコン代や通信費、消耗品代などの必要経費を引いた残りの金額が20万円を超えていれば、確定申告が必要になるということになります。
副業をしている会社員の方は、この点に注意しておきたいですね。
会社から「給与所得」をもらっている・クラウドワークスなどの副業収入(所得)が20万円を超えた
会社から給与を受け取っている人が、副業で得た所得(売上から経費を引いた金額)が20万円を超えると、確定申告をする義務が発生します。
単純な売上金額ではなく、所得額で判断する点がポイントです。
「所得」は「売上-経費」のこと
確定申告で重要になるのは、単なる売上ではなく、売上から必要経費を差し引いた「所得」の金額です。
この所得額が基準を超えたかどうかで、申告の必要性が決まります。
ケース2・【専業フリーランス・個人事業主】の場合は、収入に関係なく基本的に必要
もしクラウドワークスを本業として活動している場合や、専業でフリーランス・個人事業主として働いている場合は、収入額に関係なく基本的に確定申告が必要になります。
特に、年間所得が48万円を超えた場合には、確定申告を必ず行わなければなりません。
この48万円という金額は、基礎控除額に対応するもので、それを超える所得が発生すると税金がかかってくるため、必ず申告が必要になります。
たとえ収入が少なくても、適切な申告をすることが、後々のトラブルを防ぐ大事なポイントになります。
クラウドワークスを本業としてやってる人は金額に関係なく確定申告必須
クラウドワークスを使った副業が本業化している人や、個人事業主として活動している場合は、収入の金額に関係なく確定申告が必要になります。
継続的に収入を得ているなら、必ず対応しておきたいですね。
1年間の所得が48万円を超えたら、確定申告が必要
フリーランスや個人事業主の場合、所得金額が年間48万円を超えた時点で確定申告の義務が生じます。
基礎控除後の金額を意識しながら、年間の収支をしっかり管理しておきましょう。
ケース3・【学生や主婦】でも、所得が基準を超えたら必要
学生や主婦の方であっても、クラウドワークスで得た所得が基準額を超えた場合には、確定申告をする必要があります。
基準となるのは、フリーランスと同様に「年間所得48万円超」です。
たとえ扶養の範囲内で働いているつもりでも、所得金額が48万円を超えると申告が必要になるため、注意が必要です。
収入が少ないから大丈夫と思っていても、売上から経費を差し引いたあとの所得額をきちんと確認しておくことが大切です。
基準はフリーランスと同じで所得が48万円を超えたら、確定申告が必要
学生や主婦であっても、フリーランスと同様に所得が48万円を超えた場合は確定申告が必要になります。
収入が小さくても安心せず、基準に達していないかをしっかり確認しておきましょう。
ケース4・【住民税の申告】は金額に関係なく必要なケースも
確定申告とは別に、住民税の申告が必要になるケースもあります。
副業収入が基準以下で確定申告が不要だったとしても、自治体によっては住民税の申告を求められることがあるため注意が必要です。
特に、所得があったことを報告するために住民税申告を行うルールになっている自治体もありますので、少しでも不安な場合は、住んでいる市区町村の役所に問い合わせると安心です。
住民税の申告漏れがあると後から追加で連絡が来ることもあるため、早めに確認しておくと良いですね。
自治体によって対応が違うから心配な人は市役所や区役所に聞くと確実
住民税の申告については自治体によって対応が異なるため、不安な場合は市役所や区役所に直接問い合わせて確認するのが確実です。
安心して副業を続けるためにも、早めに行動しておきましょう。
クラウドワークスの確定申告で経費計上できるものについて
クラウドワークスで仕事をしていると、確定申告の際に「何を経費にできるのか」が気になりますよね。
経費をきちんと計上できれば、課税対象となる所得を抑えることができるので、結果的に支払う税金を減らすことができます。
ただし、どんな支出でも経費にできるわけではなく、あくまで業務に直接関係しているものだけが対象になります。
ここでは、クラウドワークスで副業や本業をしている人が確定申告時に経費として計上できる代表的な項目について、具体例を挙げながらわかりやすく紹介していきます。
経費計上できるもの1・通信費
クラウドワークスの仕事では、クライアントとの連絡や作業自体がすべてインターネット上で完結するため、通信費は欠かせない経費のひとつです。
通信費として計上できるものには、スマートフォンの通信料金、自宅Wi-Fiの利用料、モバイルWi-Fiなど外出先で使う通信回線費用、さらにオンラインサービスの通信利用料などが含まれます。
業務使用割合をしっかり記録しておけば、プライベートと業務を区別して計上することも可能です。
確定申告で通信費をきちんと経費に含めることで、所得を適正に抑え、税金を減らすことにつながります。
毎月の固定費なので、忘れずに管理しておきたいですね。
スマートフォンの通信料金は経費計上できる
クラウドワークスで業務連絡や案件の納品などに使っているスマートフォンの通信料金は、業務に使用している分について経費として計上することが可能です。
たとえば、通話やデータ通信を仕事用で頻繁に使っている場合、その利用割合に応じて通信費として申告できます。
プライベート利用と業務利用を区別するために、使用割合を大まかにでもメモしておくと、後で確定申告書類を作成する際にスムーズです。
仕事専用のスマホを別途用意している場合は、通信費の全額を経費にできるケースもありますので、自分の利用スタイルに合わせて正しく計上していきましょう。
自宅Wi-Fiなどネット回線の使用量
クラウドワークスの業務を進めるにあたり、自宅のインターネット回線を利用している場合、その利用料金も経費計上の対象となります。
Wi-Fiを使ったデータ送信、調査作業、クライアントとのチャット連絡など、インターネット環境は仕事に不可欠なものです。
プライベートでの利用もある場合は、仕事に使った時間や作業割合を考慮して按分(あんぶん)し、業務使用分のみを経費として申告するのが基本です。
たとえば、一日のうち6割が仕事用なら、その割合に応じた金額だけを通信費として計上できます。
自宅Wi-Fiの料金明細や契約書類も保管しておくと、万一の税務調査にも対応しやすくなります。
ポケットWi-Fi、モバイルWi-Fiなどの費用
外出先や移動中にクラウドワークスの案件を進めるために使ったポケットWi-FiやモバイルWi-Fiの通信料も、業務使用分として経費計上が可能です。
特に在宅ワークだけでなく、カフェやコワーキングスペースで作業をする機会が多い方には必須のアイテムですよね。
契約時のリース費用や月額料金はもちろん、機器の故障による交換費用なども業務に必要だったと説明できれば経費にできます。
ただし、プライベート利用が混ざっている場合には、仕事で使った割合を明確にしておくことが大切です。
出先での作業機会が多い人ほど、見落とさずにしっかり計上しておきましょう。
通信機器(高速通信回線など)のリース代
業務効率を上げるために導入した高速通信回線や、専用の通信機器のリース料も経費として計上できます。
たとえば、動画編集案件や大容量データを取り扱う案件では、安定した高速通信が欠かせないため、これらのコストは業務上必要不可欠な支出として認められることが多いです。
リース契約書や請求書など支出を証明できる書類はしっかり保管し、確定申告時に提出できるようにしておくと安心です。
日常業務のために通信環境を整えた支出であることがきちんと説明できれば、問題なく経費として認められます。
オンラインサービスの通信利用料
クラウドワークスを通じてオンラインサービス(クラウドストレージ、コラボレーションツール、データ転送サービスなど)を業務で使用している場合、その通信利用料も経費計上できます。
たとえば、ファイル共有サービスを使って納品データを送信したり、チーム作業に必要なチャットツールを利用したりする場合、その費用は明確に業務に直結している支出となるため、問題なく通信費として認められます。
月額課金されるものが多いため、支払い履歴や契約内容をきちんと管理して、確定申告の時期に漏れなく経費に含めていきたいですね。
経費計上できるもの2・消耗品
クラウドワークスで仕事をする中で、日々必要になるインクやプリンター用紙、マウスやキーボードなどの周辺機器は、すべて消耗品として経費に計上することができます。
業務遂行のために直接必要な道具であれば、細かなものでもきちんと管理して申告することが重要です。
特に、10万円未満のパソコン関連機器やスマートフォンなども「消耗品費」として計上できる場合があり、大きな節税効果につながることもあります。
レシートや領収書をこまめに保管し、用途がわかるようメモを残しておくと、後々の手続きもスムーズになります。
日常業務を支えるアイテムを漏れなく経費に含めることが、正しい確定申告への第一歩です。
インク、プリンター用紙、ペンなど文房具類
クラウドワークスでデータ入力や書類作成を行う際には、プリンターのインクや用紙、手書きメモに使うペンなど、さまざまな文房具が欠かせません。
これらは業務遂行に直接必要な道具であるため、購入費用を消耗品費として経費に計上できます。
小さな支出に思えるかもしれませんが、積み重なると意外に大きな金額になることもあるため、領収書はしっかり保管しておきましょう。
まとめて購入する際にも「仕事用」として用途を明確にしておくと、後から迷わずに申告できて安心です。
マウス、キーボードなどPC周りのアイテム
快適に作業を進めるためには、パソコン周辺機器も大切な存在です。
たとえば、マウスやキーボード、PCスタンド、モニターアームなど、作業効率アップを目的に導入したアイテムは、すべて消耗品費として経費に計上することができます。
作業環境を整えるための出費であることが証明できれば問題ありませんので、購入時のレシートやネット注文履歴もきちんと残しておきましょう。
仕事効率化のために必要な支出は、しっかりと経費に含めることが大切です。
収納棚、ファイルボックスなどの事務用品や収納用品
クラウドワークスで案件をこなす際には、資料やデータ管理のために収納棚やファイルボックスといった事務用品を使用することも多いですよね。
これらも、仕事用であれば消耗品として経費に計上可能です。
特に、紙資料を管理するためのファイリング用品や、パソコン周辺の整理整頓を目的とした収納アイテムは、業務効率化に欠かせない存在です。
購入費用が小さなものであっても漏れなく管理し、業務用として使用していることがわかるよう記録を残しておくと安心です。
タブレット端末(iPadなど)、スマホ、など金額が10万円未満のもの
タブレット端末やスマートフォンなど、業務遂行に必要な機器で購入金額が10万円未満のものについては、消耗品費として一括経費計上が可能です。
たとえば、案件チェックや資料閲覧用に購入したiPad、連絡用に用意した業務専用スマホなどが該当します。
10万円以上の高額機器については減価償却資産となるため注意が必要ですが、10万円未満ならその年の経費にできるので、税金対策にも効果的です。
用途が明確で業務上必要だったことを証明できるようにしておきましょう。
経費計上できるもの3・交通費
クラウドワークスで活動している場合でも、必要に応じて現地に出向いたり、打ち合わせに参加する機会が発生することがあります。
そんなときにかかった交通費は、業務に直接関係していると認められれば、しっかりと経費に計上することができます。
交通費として認められるのは、電車代、バス代、タクシー代、高速道路の通行料などが代表的です。
もし遠方に出張する必要があった場合には、航空券代や宿泊費も一部経費対象になるケースがあります。
もちろん、プライベートの外出とは明確に区別し、業務に必要な移動だったことが説明できるようにしておくことが大切です。
領収書や乗車記録を保管して、移動の目的とともに記録を残しておくと安心です。
仕事のための移動なら交通費にできる
クラウドワークスの仕事で、打ち合わせや取材など明らかに業務に必要な移動を行った場合、その交通費は経費に計上できます。
たとえば、案件の受注後にクライアントとリアルミーティングをするためにかかった電車代やバス代などが該当します。
領収書や乗車履歴をしっかり残し、業務との関連性を説明できるようにしておけば、問題なく経費として認められるでしょう。
ただし、プライベートの外出や、業務と無関係な移動は対象外となるため注意が必要です。
クライアントと対面打合せの交通費
クラウドワークスで受けた案件の打ち合わせのためにクライアント先へ訪問した場合、その際にかかった交通費は全額業務上の経費となります。
例えば、電車やバスでクライアントオフィスに行った際の運賃、打合せ場所までのタクシー代などが対象です。
移動記録や打ち合わせ日時、目的地を記録しておくと、確定申告の際にもスムーズに経費として認められます。
特に打ち合わせ内容が業務に直結している場合には、積極的に申告していきたいですね。
勉強会やセミナーへの参加
業務スキルを向上させるために参加した勉強会やセミナーへの移動にかかった交通費も、業務関連経費として計上することができます。
たとえば、ライティング技術向上のためのセミナー、ビジネススキル向上のための勉強会など、明確に仕事に役立つ目的で参加した場合が対象となります。
セミナー参加費だけでなく、そこまでの交通費も忘れずに記録し、証明できるようにしておくことが大切です。
スキルアップも経費対象と考えると、副業にもより前向きに取り組めますね。
経費計上できるもの4・水道光熱費
クラウドワークスの仕事を自宅で行っている場合、水道光熱費の一部も経費に計上することができます。
電気代や水道代、ガス代などは、在宅ワークのために実際にかかったコストとして申告できる可能性があるのです。
ただし、家庭用と業務用が混在しているため、業務で使用している割合を明確に按分(あんぶん)して申告する必要があります。
たとえば、自宅の一室を仕事専用スペースとして使用している場合、その面積や使用時間に応じて按分割合を決めるのが一般的です。
領収書を保管し、使用状況のメモを残しておくと、後々安心して申告できます。
経費計上できるもの5・雑費
クラウドワークスで活動していると、通信費や交通費といった大きな項目以外にも、細々とした支出が発生することがあります。
そういった分類しにくい支出は「雑費」としてまとめて経費計上することができます。
たとえば、資料作成のために購入した参考書、発送に必要な梱包資材、打ち合わせ用のカフェ代など、明らかに業務に関連している支出が雑費に該当します。
ただし、プライベート目的の支出を混在させないように注意が必要です。
領収書をきちんと管理し、用途を明記しておくと、確定申告時にもスムーズに対応できるようになります。
経費計上できるもの6・減価償却費
クラウドワークスの仕事で使用する高額な備品や機器を購入した場合、それらは「減価償却資産」として扱われ、購入年に一括で経費計上するのではなく、数年にわたって分割して経費計上していくことになります。
パソコンやタブレット、複合機、デスクやチェアといった設備が該当し、購入金額が10万円以上の場合が対象です。
耐用年数に応じた減価償却費を毎年きちんと計上することで、税務上も正しく処理されます。
減価償却は少し難しく感じるかもしれませんが、正しく処理すれば大きな節税効果が期待できるので、積極的に活用していきたいですね。
パソコン本体/10万円以上で購入した場合は減価償却となる
仕事用にパソコンを購入した場合、その本体価格が10万円以上であれば減価償却資産として扱う必要があります。
たとえば、15万円のノートパソコンを購入した場合、耐用年数(一般的に4年)に基づいて毎年減価償却費として計上します。
一括で経費にできない分、少し面倒に感じるかもしれませんが、適正に処理すればしっかりと節税につながります。
購入時の領収書はもちろん、購入理由や使用状況を記録しておくと安心です。
タブレット端末など
iPadなどのタブレット端末も、購入価格が10万円以上の場合は減価償却資産として処理する必要があります。
仕事用として明確に使用している場合には、耐用年数を考慮して毎年経費計上する形になります。
たとえば、営業資料を持ち歩いたり、案件の確認・修正作業に使っているなら、堂々と減価償却対象にできます。
使用目的を明確にして、購入証明とあわせて記録を残しておきたいですね。
プリンター、スキャナーなど複合機
クラウドワークスの業務で使用するプリンターやスキャナーなどの複合機も、10万円以上の高額機器であれば減価償却の対象となります。
印刷、スキャン、コピーといった日常業務を支える重要なアイテムなので、購入時には耐用年数に従って分割計上していきます。
特にデザイン案件や書類作成業務を行っている方にとっては必需品なので、正しく処理していきたいですね。
高級デスク、チェアなど10万円以上の家具や設備
快適な作業環境を整えるために購入した高級デスクやチェアなども、10万円以上の場合は減価償却資産に該当します。
在宅ワークが長時間に及ぶ方にとっては、作業効率を支える重要な設備です。
購入金額に応じた適正な耐用年数で経費計上することで、長期的に節税効果を得られるようになります。
購入時の領収書や使用目的の記録も忘れずに残しておきましょう。
経費計上できるもの7・システム手数料
クラウドワークスで発生するシステム手数料も、しっかり経費に計上することができます。
契約時に提示される報酬額からクラウドワークスの手数料分が差し引かれているため、受け取った金額とは別に、手数料分を業務にかかった必要経費として申告できます。
システム手数料は取引のたびに発生するため、毎回しっかり記録しておくことが大切です。
マイページの報酬明細や履歴から手数料額を確認できるので、確定申告の際にきちんと整理して経費に含めていきましょう。
クラウドワークスの確定申告/確定申告に必要な書類について
クラウドワークスで得た収入に対して確定申告を行う場合、必要な書類をきちんと揃えておくことが大切です。
特に副業やフリーランスとして活動していると、何を準備すればいいのか迷ってしまうこともありますよね。
確定申告では、自分が白色申告をするのか青色申告をするのかによって、提出する書類も少し異なってきます。
ここでは、クラウドワークス利用者が確定申告で必ず押さえておきたい基本書類について、わかりやすく紹介していきますので、ぜひ参考にして準備を進めていきましょう。
必要な書類1・確定申告書
確定申告を行うためには、まず基本となる「確定申告書」を提出しなければなりません。
確定申告書にはいくつか種類がありますが、クラウドワークスで得た報酬の申告には、基本的に「確定申告書B」を使用します。
確定申告書Bは、給与所得や事業所得、不動産所得、配当所得など、さまざまな所得をまとめて申告するための用紙であり、副業やフリーランスの収入にも対応しています。
白色申告と青色申告で使う書類が少し異なるので、自分がどちらの申告方式を選んでいるかを確認して、正しい書類を用意しましょう。
白色申告 → 確定申告書Bだけを使用する
白色申告の場合、基本的に「確定申告書B」のみを使用します。
白色申告は手続きが比較的シンプルで、帳簿の作成や書類の提出も青色申告に比べると簡単です。
収入や経費をまとめた収支内訳書を添付して、確定申告書Bに必要事項を記入すれば申告手続きが完了します。
初めて確定申告を行う副業初心者や、クラウドワークスで得た収入がそこまで多くない人にとっては、白色申告からスタートするのもひとつの方法です。
とはいえ、申告書の作成には一定の手間がかかるため、事前に必要事項を整理しておくとスムーズに進めることができます。
青色申告(65万円控除) → 確定申告書B+青色申告決算書
青色申告を選択している場合、提出する書類は「確定申告書B」に加えて「青色申告決算書」が必要になります。
特に、65万円の特別控除を受けるためには複式簿記で記帳し、貸借対照表と損益計算書を作成して提出しなければなりません。
手間はかかりますが、所得控除額が大きくなるため、節税効果も非常に高くなります。
青色申告を行うには事前に税務署への申請が必要ですが、クラウドワークスで継続的に収入を得ている人にとってはメリットの大きい制度です。
しっかりと書類を揃えて申告準備を進めたいですね。
必要な書類2・収支内訳書 または 青色申告決算書
確定申告では、売上や経費をまとめた「収支内訳書」または「青色申告決算書」も提出しなければなりません。
これは、1年間の活動でどれだけの収入を得て、どれだけの経費がかかったのか、そして最終的な所得がいくらなのかを整理して記録するための書類です。
白色申告の場合は収支内訳書、青色申告の場合は青色申告決算書を用意することになります。
どちらの場合も、クラウドワークスで得た報酬を正確に記録し、必要な経費を漏れなくまとめておくことが重要です。
日頃から取引記録や領収書をしっかり管理しておくと、作成作業がぐっと楽になります。
1年間の売上(収入)、経費、利益をまとめた書類
収支内訳書や青色申告決算書は、1年間で得た売上(収入)と、かかった経費をまとめ、それによって得られた利益(所得)を示すための書類です。
クラウドワークスで受注した案件の売上だけでなく、支払ったシステム手数料、通信費、消耗品費などの経費も正確に記載します。
この書類が正確でなければ、確定申告書Bに記載する金額にも影響が出るため、丁寧に作成することが大切です。
取引記録をエクセルなどでまとめておくと、作成時にとても役立ちます。
白色申告なら収支内訳書を用意する
白色申告を選んでいる場合、確定申告時には「収支内訳書」を提出します。
収支内訳書には、事業の売上金額、必要経費の内訳、そして最終的な所得金額を記載します。
売上については、クラウドワークスから支払われた金額だけでなく、もし他に副収入がある場合はそれも含める必要があります。
経費についても、正確に分けて記載していきましょう。
収支内訳書はシンプルな形式ですが、正確性が求められるので、記帳を怠らずに準備しておきたいですね。
青色申告なら青色申告決算書を用意す
青色申告をしている場合には「青色申告決算書」を作成して提出する必要があります。
この書類では、売上や経費だけでなく、期首・期末の資産状況や負債、資本金なども細かく記載します。
特に、貸借対照表と損益計算書の作成が必須となり、より正確で細かな帳簿管理が求められます。
難しそうに感じるかもしれませんが、会計ソフトを活用すれば比較的スムーズに作成することができます。
青色申告で65万円控除を目指すなら、丁寧な記帳と書類作成が不可欠ですので、しっかり準備を進めていきましょう。
必要な書類3・クラウドワークスの報酬明細
確定申告の際には、1年間でクラウドワークスから受け取った報酬を正確に証明するための「報酬明細書」が必要になります。
クラウドワークスではマイページから簡単に報酬明細をダウンロードできるので、忘れずに取得しておきましょう。
報酬明細には、各案件ごとの報酬金額、支払日、手数料控除後の金額などが記載されています。
支払調書が発行される場合もありますが、基本的には報酬明細がメインとなります。
支払調書は、クライアント側が発行するもので、受け取れない場合もあるため、必ず自分自身で報酬明細を保存しておくことが大切です。
確定申告書類を作成するときに、売上金額の根拠となるため、きちんと年度ごとに整理しておきましょう。
クラウドワークスのマイページから報酬明細書、支払調書(発行される場合もある)をダウンロードしておく
クラウドワークスで仕事をして得た収入を申告するためには、マイページからダウンロードできる報酬明細書を必ず保存しておく必要があります。
報酬明細書には、受け取った金額だけでなく、手数料が差し引かれた後の正確な支払金額が記載されているため、所得計算に欠かせない資料になります。
また、場合によってはクライアントが支払調書を発行してくれることもありますが、必ずしも全案件で発行されるわけではないので注意が必要です。
支払調書がない場合でも、報酬明細書があれば問題なく申告できますので、毎年1月から12月までの分を漏れなく保存しておきたいですね。
必要な書類4・経費の領収書・レシート類
確定申告で経費を申告する際には、1年間で業務に必要だった支出を証明するための領収書やレシートが必要になります。
通信費、交通費、消耗品費、雑費など、日々の業務活動で発生するさまざまな支出について、それぞれの証拠書類をしっかり保管しておきましょう。
小さな金額のレシートでも、積み重なると大きな経費になるため、細かい支出も忘れず記録しておくことが大切です。
紙のレシートだけでなく、ネット通販などの電子領収書もプリントアウトして保管しておくと安心です。
領収書には、何に使ったかのメモを残しておくと、後で経費区分する際にもスムーズに進めることができます。
1年間で使った通信費、交通費、消耗品費、雑費、など経費の領収書やレシート
クラウドワークスでの仕事に必要な支出、たとえばパソコン関連の通信費や、クライアントとの打ち合わせにかかった交通費、日常の消耗品費などについては、それぞれ領収書やレシートをしっかり保管しておくことが求められます。
こうした小さな支出も、きちんと積み上げることで大きな経費となり、所得税の節税効果が期待できます。
特に、何に使ったのか分かるようにレシートの裏にメモをしておくと、後から申告作業がスムーズになります。
金額が小さくても漏れなく集め、業務との関連性を説明できるようにしておきましょう。
必要な書類5・身分証明書・マイナンバーカード(または通知カード+本人確認書類)
確定申告書を提出する際には、本人確認書類の添付が必要です。
具体的には、マイナンバーカード(個人番号カード)のコピー、またはマイナンバー通知カードと本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)のコピーを提出します。
マイナンバーカードがある場合は、表面と裏面の両方のコピーが必要になります。
まだマイナンバーカードを作成していない場合は、通知カードと本人確認書類を2種類用意する必要があります。
確定申告書にマイナンバーを記載するだけでなく、本人確認のための書類も添付しなければならないので、事前にしっかり準備しておきたいですね。
マイナンバーカード(両面コピー) または通知カード+運転免許証やパスポートのコピー
確定申告では、マイナンバーの記載とあわせて、本人確認書類の提出が義務付けられています。
マイナンバーカードを持っている場合は、カードの表面と裏面をコピーして添付します。
もしマイナンバーカードがない場合には、通知カードと一緒に、運転免許証やパスポートなど写真付きの本人確認書類を提出します。
いずれの場合も、コピーを忘れずに取り、申告書類と一緒に提出できるよう準備しておくと安心です。
確定申告直前に慌てないためにも、早めに確認しておきましょう。
必要な書類6・振込先の口座情報(還付を受ける場合)
確定申告の結果、税金の還付を受けられる場合には、還付金を振り込んでもらうための銀行口座情報を申告書に記載する必要があります。
申告時には、口座番号、支店名、名義人名などを正確に記載することが求められます。
間違った情報を記載してしまうと、還付金が振り込まれないトラブルになることもあるため、事前に正確な情報を控えておきましょう。
口座情報がわかる通帳やキャッシュカードを手元に準備しておくと、記入ミスを防げて安心です。
還付金をスムーズに受け取るためにも、口座情報の確認は怠らないようにしましょう。
通帳+キャッシュカードを用意しておくとスムーズ
還付金を受け取るためには、確定申告書に振込先口座の情報を正確に記入する必要があります。
通帳やキャッシュカードを手元に置き、口座番号や支店コード、口座名義を正確に転記しましょう。
特にネットバンクを利用している場合は、支店名や種別(普通・当座など)を間違えないよう注意が必要です。
記入ミスがあると、還付金の振込が遅れる原因にもなりますので、慎重に確認してから提出することをおすすめします。
クラウドワークスの確定申告のやり方/支払調書の発行手順について
クラウドワークスで副業やフリーランス活動をしていると、確定申告のときに「支払調書はどうやって用意するの?」と気になる方も多いですよね。
クラウドワークスでは、案件によっては支払調書を発行してもらえる場合もあり、自分で確認・取得することができます。
確定申告に向けて売上や報酬を正確に申告するためにも、支払調書の発行手順をしっかり押さえておくことが大切です。
ここでは、クラウドワークスで支払調書を確認・取得する手順を、わかりやすく紹介していきますので、確定申告の準備に役立ててくださいね。
手順1・支払調書の確認画面にアクセスする
まず最初に、クラウドワークスのマイページにログインし、支払調書を確認できる専用画面にアクセスします。
この確認画面では、過去に受け取った報酬や支払履歴の一覧が表示され、どのクライアントからどれだけの金額を受け取ったかを一目で確認することができます。
年度ごとの支払い状況を簡単に整理できるため、確定申告に必要な情報収集がとてもスムーズになります。
支払調書は全案件について発行されるわけではありませんが、発行対象の案件がある場合には、ここから対象期間を選択して確認・取得することが可能です。
まずは、自分の受け取った報酬が対象になっているかをチェックしてみましょう。
支払調書の確認画面では支払い履歴や過去の報酬を確認することができます
支払調書の確認画面に進むと、クラウドワークスでこれまでに受け取った報酬額や、支払い履歴を一覧で見ることができます。
各案件ごとに支払われた金額、手数料が引かれる前後の金額、支払い日などが細かく記載されているため、確定申告のための売上管理にとても役立ちます。
特に、長期間にわたって複数のクライアントと取引をしている場合には、この一覧を見ながら集計作業を進めるとスムーズです。
年度ごとにまとめて確認できるので、必要な情報を一括ダウンロードして保存しておくと、後から書類作成がとても楽になります。
支払調書の対象期間を選択すると詳細の確認ができます
支払調書の確認画面では、自分で対象となる期間を選択して、その期間中に受け取った報酬内容を詳しく確認することができます。
たとえば、2024年1月〜12月分の報酬をまとめて確認したい場合は、対象期間を「2024年」と設定することで、その1年間に得た収入の詳細を見ることができます。
選択した期間に支払調書が発行される案件がある場合には、その情報もここに反映されます。
必要なデータを選択してダウンロードすることで、確定申告書類作成に必要な売上情報を正確に把握できるようになりますので、ぜひ活用していきたいですね。
手順2・契約画面の「帳票メニュー」をクリックする
支払調書の確認ができる画面にアクセスしたら、次に契約一覧画面に進み、画面上部にある「帳票メニュー」をクリックします。
この帳票メニューでは、過去の契約に関する各種書類やデータのダウンロードが可能になっています。
支払調書だけでなく、作業報告書や請求書のダウンロードメニューも並んでいるため、間違えないように注意しながら支払調書のメニューを選びましょう。
帳票メニューから支払調書を選択することで、さらに発行画面へ進むことができます。
作業はシンプルですが、間違いを防ぐために一つずつ丁寧に操作していくのがおすすめです。
手順3・契約完了後「支払調書」ボタンをクリックする
帳票メニューを開いたら、自分が契約完了している案件の中から、対象の案件を探して「支払調書」ボタンをクリックします。
契約が完了していることが支払調書発行の前提条件となるため、作業が未完了の案件については表示されません。
完了案件の中でも、支払調書が発行対象になっているもののみボタンがアクティブになっているので、対象案件を選んで進みましょう。
支払調書の発行依頼をかける流れになりますが、手順はとても簡単なので、初めてでも迷わず進めることができるはずです。
手順4・「支払調書の発行」画面で必要な情報を入力します
支払調書ボタンをクリックすると、「支払調書の発行」画面に移動します。
ここでは、自分の氏名、住所、マイナンバーなど、税務署への提出に必要な情報を入力する必要があります。
特にマイナンバーは必須入力となるので、あらかじめマイナンバーカードや通知カードを手元に用意しておくとスムーズです。
入力内容に誤りがないかよく確認して、正しい情報を登録しましょう。
発行依頼後は修正ができない場合もあるため、慎重に作業を進めることが大切です。
手順5・「プレビューで内容を確認する」ボタンをクリックします
必要な情報をすべて入力したら、「プレビューで内容を確認する」ボタンをクリックします。
プレビュー画面では、自分が入力した情報が正しく反映されているか、支払調書に間違いがないかをしっかりチェックすることができます。
氏名や住所、報酬金額などに誤りがないことを確認できたら、最終的に発行手続きに進みましょう。
もし誤りが見つかった場合は、この段階で修正できるので、焦らず丁寧に見直すことが大切です。
確認作業を怠らず、安心して確定申告の準備を整えていきましょう。
クラウドワークスの確定申告のやり方/確定申告書の提出方法について
クラウドワークスで収入を得ている人が確定申告を行う際には、正しい提出方法を把握しておくことがとても大切です。
確定申告書の提出方法にはいくつかの選択肢があり、それぞれにメリットや注意点があります。
自分に合った提出方法を選んで、スムーズに申告を完了させたいですね。
ここでは、確定申告書の主な提出方法と、確定申告を行うための基本的な流れについて詳しく紹介していきます。
確定申告書の提出方法1・郵送で税務署に送付する
確定申告書を提出する方法のひとつが、郵送で税務署に送る方法です。
確定申告書に必要事項を記入し、添付書類を揃えたうえで、管轄の税務署宛に郵送します。
提出期限に間に合うように余裕を持って発送することが大切で、郵送の場合は「消印日」が提出日とみなされるため、締め切り日当日に郵便局窓口から発送すれば間に合います。
ただし、普通郵便ではなく、できれば「簡易書留」や「特定記録郵便」で送ると、発送記録が残るので安心です。
控えを受け取りたい場合は、申告書のコピーと返信用封筒を同封しておきましょう。
確定申告書の提出方法2・税務署の窓口に直接提出する
もうひとつの提出方法は、税務署の窓口に直接持参して提出する方法です。
窓口に行くことで、提出書類に不備がないかその場で確認してもらえる場合があるため、初めて申告する方や不安な方にはおすすめです。
ただし、確定申告の時期は税務署が非常に混み合うため、長時間待つ覚悟が必要なこともあります。
受付時間にも制限があるので、事前に税務署の開庁時間を確認してから訪れるようにしましょう。
万一忘れ物があると提出できないこともあるため、持参書類は事前にしっかりチェックしておくと安心です。
確定申告書の提出方法3・e-Taxを利用する
最近では、インターネットを使って確定申告書を提出する「e-Tax」も普及しています。
e-Taxを利用すれば、税務署に行く必要も、郵送の手間も省けるため、とても便利です。
マイナンバーカードとカードリーダー、またはスマホのマイナポータル連携を使って本人認証を行い、申告書をオンラインで提出する仕組みです。
還付金の受け取りも早くなるメリットがあります。
パソコン操作に慣れている人や、毎年スムーズに申告を済ませたい人には特におすすめの方法です。
e-Tax専用のソフトや、国税庁のホームページから手続きができます。
確定申告のやり方1・取引先が源泉徴収を行っているか確認する
クラウドワークスで受注した案件について、まず確認したいのは「取引先が源泉徴収をしているかどうか」という点です。
源泉徴収とは、報酬の支払い時にあらかじめ所得税を差し引いて支払う仕組みのことです。
クライアントによっては源泉徴収を行っている場合と行っていない場合があるため、過去の支払い明細や報酬履歴を確認しましょう。
源泉徴収されていれば、その分の税金はすでに支払われているので、確定申告の際にはその旨を記載しておく必要があります。
源泉徴収の有無によって申告書の記載方法も変わるため、必ず事前に確認しておきたいですね。
過去の取引履歴や支払い明細を確認しましょう
クラウドワークスのマイページや、クライアントからの支払い明細をチェックすることで、源泉徴収が行われているかを確認することができます。
支払い金額に「源泉徴収税額」が記載されている場合、その案件では源泉徴収が行われています。
特に医療・士業・執筆など一部の業種では源泉徴収が義務づけられているため、自分の受けた案件がどの業種にあたるかも確認しておくと安心です。
源泉徴収が行われている場合はすでに税金が収められている
取引先が源泉徴収をしている場合、報酬から所得税分が天引きされて支払われています。
この場合、申告書に源泉徴収済みの金額を記載することで、二重課税を防ぐことができます。
また、所得全体に対してすでに一部税金が納められているため、確定申告の結果、還付金が戻ってくるケースもあります。
源泉徴収されているかどうかの確認は、非常に重要なステップになります。
確定申告のやり方2・支払調書と源泉徴収票を用意する
源泉徴収が行われている案件については、支払調書や源泉徴収票を準備する必要があります。
支払調書はクラウドワークス側、またはクライアント側から発行されることがあり、源泉徴収額や支払い金額が記載された重要な書類です。
これらの書類は、確定申告時に添付が求められることもあるため、必ず保管しておきましょう。
もし手元に届いていない場合は、クラウドワークスのサポートセンターに問い合わせて、発行状況を確認するのがおすすめです。
支払調書はクラウドワークスから発行されまる
クラウドワークスでは、一定の条件を満たした取引については支払調書を発行してくれる場合があります。
マイページから確認できることもあるので、まずはログインして支払調書の有無をチェックしましょう。
支払調書には、報酬額、源泉徴収額、支払日などが記載されていますので、確定申告の際に正確な金額を記載するために役立ちます。
分からない場合はクラウドワークスのサポートセンターに問い合わせましょう
支払調書が発行されるかどうか不明な場合や、ダウンロード方法がわからない場合は、クラウドワークスのサポートセンターに問い合わせることができます。
公式サイトのお問い合わせフォームから簡単に連絡できるので、困ったときには早めにサポートを利用しましょう。
確定申告の時期は混雑することもあるため、余裕を持って早めに行動するのがおすすめです。
確定申告のやり方3・支払調書、源泉徴収票、収支内訳書、確定申告書を用意する
確定申告書を作成するためには、支払調書、源泉徴収票、収支内訳書、確定申告書といった一連の書類を用意する必要があります。
これらの書類を使って、1年間の所得金額、経費、源泉徴収額などを正確に記載していきます。
各書類の内容を突き合わせながら入力していくため、事前に必要なものをすべて揃えておくと、スムーズに作業が進みます。
確定申告のやり方4・必要書類を記入して提出する
すべての書類を揃えたら、必要事項を記入して、郵送・持参・e-Taxいずれかの方法で提出します。
記載内容に誤りがないか最終確認を行い、特にマイナンバーや源泉徴収額、還付金口座情報に間違いがないかをしっかりチェックしましょう。
無事に提出が完了すれば、あとは税務署側での処理を待つだけです。
安心して確定申告シーズンを乗り越えたいですね。
クラウドワークスの確定申告は必要?についてよくある質問
クラウドワークスで副業や本業として収入を得ている場合、確定申告が必要かどうか迷うこともありますよね。
特に初めて副業を始めた方や、収入がそこまで多くない場合は「申告しなくてもいいのでは?」と考えてしまうこともあるかもしれません。
しかし、所得の金額によっては確定申告が義務になるケースもあるため、自分の状況をしっかりと確認しておくことが大切です。
ここでは、クラウドワークスの利用に関連してよくある質問をまとめていますので、参考にして確定申告に備えてください。
クラウドワークスはやばい?本当の評判について教えてください
クラウドワークスは、日本最大級のクラウドソーシングサービスの一つで、多くの利用者がいる一方、「やばい案件がある」「手数料が高い」という口コミも見られます。
ただ、実際には安心して利用しているワーカーも非常に多く、正しく案件を選べばリスクは最小限に抑えられます。
注意点としては、単価の低い案件や、クライアントとのトラブルを防ぐために、必ず契約内容や支払条件を確認することが大切です。
評判を鵜呑みにするのではなく、冷静にサービス内容を理解し、自分に合った使い方をすることが成功のカギになります。
関連ページ:クラウドワークスの評判は?やばい案件が多い?副業の手数料が高い?
クラウドワークスのデータ入力は初心者でも稼ぐことができますか?
クラウドワークスのデータ入力案件は、スキルや資格が不要なものも多く、初心者にとって始めやすい仕事の一つです。
単価は低めの案件が多いものの、作業内容がシンプルで、コツコツ続けることで安定した副収入を得ることが可能です。
最初は時給換算で割に合わないと感じることもあるかもしれませんが、案件選びや作業スピードの向上によって、徐々に効率よく稼げるようになります。
クラウドワークスを通じて作業経験を積むことは、今後の副業活動の幅を広げる第一歩にもなるので、初心者でも安心して挑戦できる分野といえます。
関連ページ:クラウドワークスのデータ入力は稼げる?初心者が副業するときの注意点
クラウドワークスの手数料はどのくらいですか?
クラウドワークスでは、報酬に対してシステム手数料が発生します。
報酬金額によって手数料率が異なり、5万円以下の部分には20%、5万円超20万円以下には10%、20万円超には5%の手数料がかかる仕組みです。
たとえば、3万円の案件では6,000円(20%)が手数料として差し引かれることになります。
手数料が高いと感じるかもしれませんが、その分、安全に取引ができる仮払い制度や、トラブル時のサポートなどが整っているため、安心して利用できるメリットもあります。
上手に案件を選び、効率よく稼ぐことで、手数料負担を感じにくくする工夫も可能です。
関連ページ:クラウドワークスの手数料はいくら?手数料が高いときの対処法や他サービスとの比較
クラウドワークスで得た報酬は確定申告の必要がありますか?
クラウドワークスで得た報酬が一定額を超える場合、確定申告が必要になります。
会社員の場合は、副業による所得が20万円を超えた場合に申告義務が発生しますし、専業フリーランスや個人事業主の場合は、年間の所得が48万円を超えた時点で申告が必要になります。
たとえクラウドワークスの収入が少額でも、住民税の申告が求められるケースもあるため、収入額にかかわらず注意が必要です。
クラウドワークスの報酬明細や経費の領収書をきちんと管理し、申告に備えておきましょう。
関連ページ:クラウドワークスで確定申告が必要になる条件や注意点/確定申告のやり方について
クラウドワークスの退会・解約の方法について教えてください
クラウドワークスを退会・解約する場合は、マイページにログインして設定画面から「退会手続き」を進める流れになります。
ただし、進行中の案件がある場合は退会できないため、すべての案件が完了してから手続きを行う必要があります。
退会後は、報酬データや契約履歴などすべての情報が削除されるため、必要なデータは事前にダウンロードしておくことがおすすめです。
また、一度退会すると同じアカウントでは再登録できない場合もあるため、退会前には慎重に判断しましょう。
もし不安な点があれば、クラウドワークスのサポートセンターに問い合わせてから手続きするのも一つの方法です。
関連ページ:クラウドワークスの退会方法は?退会した理由や退会できない原因・再登録の方法など
クラウドワークスから報酬が振り込まれるタイミングはいつですか?
クラウドワークスでは、クライアントから「検収・承認」が行われた後、ワーカーに対して報酬の支払い手続きが進みます。
通常、検収が完了してから即座に振込されるわけではなく、クラウドワークス側で一度仮払いされた報酬が毎月指定された振込スケジュールに沿ってまとめて支払われます。
具体的には、月末締め、翌月15日ごろに登録した銀行口座に振り込まれる流れが一般的です。
もし15日が土日祝日にあたる場合は、直前の平日に振込が行われることもあります。
報酬の受け取り時期を把握しておくことで、資金繰りの管理もしやすくなりますので、しっかり確認しておきましょう。
クラウドワークスの報酬の出金期限はありますか?
クラウドワークスでは、仮払いが完了してから一定期間中に報酬を出金申請する必要があり、無期限で保留できるわけではありません。
基本的に、報酬の受け取り期限は「報酬確定から180日以内」と定められています。
この期間を過ぎると、せっかくの報酬が無効になってしまう可能性もあるため、必ず期限内に出金手続きを行いましょう。
特に、複数案件を並行して進めている場合や、少額案件を積み重ねている場合には、報酬が確定した時点で早めに出金手続きを済ませておくのがおすすめです。
出金忘れを防ぐためにも、定期的にマイページを確認する習慣をつけておきたいですね。
クラウドワークスの報酬の出金が可能な最低金額はいくらですか?
クラウドワークスで報酬を出金する際には、最低出金額が設定されています。
現在の基準では「1,000円以上」から出金申請が可能となっています。
つまり、仮に報酬が1,000円未満の場合は、そのまま繰り越しとなり、次回の報酬と合算して1,000円以上になった時点で出金申請ができる仕組みです。
なお、出金時には別途振込手数料(通常100円〜500円程度)が発生するため、できればある程度まとまった金額になってから出金する方が効率的です。
出金ルールを理解して計画的に報酬管理をしておくと、無駄な手数料も抑えられますよ。
早く出金を行いたい場合(クイック出金)について教えてください
クラウドワークスでは、通常の月1回の出金スケジュールを待たずに「クイック出金」というサービスを利用することも可能です。
クイック出金を利用すると、即日または数営業日以内に報酬を振り込んでもらえるため、急ぎで資金が必要なときに非常に便利です。
ただし、クイック出金には通常出金よりも高い手数料(数百円〜)がかかるため、利用は慎重に検討する必要があります。
クイック出金の申請はマイページから簡単に行うことができ、条件を満たしていれば即座に対応してもらえる仕組みです。
どうしても早めに資金が必要な場面では活用を検討してみるとよいでしょう。
契約金額と実際の金額に開きがある場合はどうしたら良いですか?
クラウドワークスで契約金額と実際に受け取った金額に差がある場合、まずは手数料や源泉徴収税額が差し引かれていないかを確認しましょう。
手数料が引かれる仕組みを忘れていたり、源泉徴収されていたりする場合、最初に表示されていた金額と手取り額が違って見えることがあります。
それでも明らかに金額が合わない場合は、クラウドワークスのサポートセンターに問い合わせるか、クライアントに直接確認をとることが大切です。
トラブルを防ぐためにも、契約前に報酬金額や手数料の説明をきちんと受け、合意した内容をしっかり記録しておくことをおすすめします。
作品の納品後にクライアントと連絡が取れなくなったのですがどうすれば良いですか?
クラウドワークスでは、作品の納品後にクライアントから連絡が来ないケースも稀に発生します。
この場合、まずはクラウドワークス内のメッセージ機能を使って再度連絡を試みましょう。
それでも応答がない場合は、クラウドワークスのサポートに相談することができます。
クラウドワークスでは仮払い制度が採用されているため、納品が完了していれば仮払いされた報酬は運営側から支払われる仕組みになっています。
ただし、納品証拠(納品物の送付履歴など)が必要になる場合もあるため、納品時の記録は必ず残しておきましょう。
焦らず冷静に対応していくことが大切です。
参照:よくある質問(クラウドワークス公式サイト)
クラウドワークスの確定申告は必要?クラウドソーシングサービスを比較
クラウドワークスで得た収入について確定申告が必要かどうかを考えるとき、他のクラウドソーシングサービスとの違いも気になるところですよね。
基本的には、どのサービスであっても、収入を得た場合は税法上のルールに従って確定申告が必要になることに変わりありません。
たとえば、ランサーズやココナラ、シュフティなど他のプラットフォームでも、一定以上の収入があれば確定申告を行わなければなりません。
クラウドワークスの場合、案件数が多く、副業初心者でも収入を得やすい点が特徴ですが、その分、収入管理や経費管理をしっかり行う必要があります。
他のサービスに比べて、支払調書の発行やマイページからの報酬確認機能が整っているため、確定申告準備は比較的スムーズに行えるといえるでしょう。
クラウドワークスに限らず、クラウドソーシングで活動するなら、収入額に応じた正しい申告を心がけたいですね。
サービス名 | 案件 | 登録料金 | 手数料 | 出金可能な金額 |
クラウドワークス | ライター、 デザイナー、 コーダー、 動画編集者、 マーケターなど | 無料 | 5~20% | 1,000円以上 |
ランサーズ | ライター、 デザイナー、 コーダー、 動画編集者、 マーケターなど | 無料 | 一律16.5% | 1,000円以上 |
EC WITH | ECコンサル,ECサイト運営、ECサイト広告運用、CSコンサルなど | 無料 | ー | ー |
クラウディア | エンジニア、デザイナー、イラストレーター、ライターなど | 無料 | 3%~ | ー |
フジ子さん | 経理、秘書、総務、人事、WEB作成、SNS運用代行、ECサイト運用代行、画像加工、画像編集など | 無料 | ー | ー |
Anycrew(エニィクルー) | エンジニア、デザイナー、マーケター、ライター、バックオフィス、コンサルタント、広報、人事、営業など | 無料 | ー | ー |
ポテパンフリーランス | エンジニア | 無料 | ー | ー |
ITプロパートナーズ | エンジニア、デザイナー、マーケター、ディレクター | 無料 | ー | ー |
ココナラ | デザイン、イラスト、サイト制作、動画編集、ライティング、占い | 無料 | 10~25% | ー |
タイムチケット | カメラマン、カウンセラー、コンサル、ライター、デザイナー、コーダー、動画編集者、マーケターなど | 無料 | 15~25% | ー |
クラウドワークスで確定申告が必要になる条件や注意点/確定申告のやり方まとめ
クラウドワークスで確定申告が必要になる条件は、所得金額によって変わります。
会社員の場合、副業の所得が年間20万円を超えたら確定申告が必要ですし、専業フリーランスや個人事業主の場合は所得が48万円を超えたら申告が義務となります。
ここで注意したいのは、「所得」というのは売上ではなく、「売上−経費」で計算される点です。
また、たとえ所得が基準額以下であっても、住民税の申告が必要なケースがあるため、自治体のルールも確認しておきましょう。
確定申告のやり方としては、収支内訳書または青色申告決算書を作成し、確定申告書Bとあわせて提出します。
提出方法には郵送、窓口提出、e-Taxの3パターンがあり、e-Taxなら自宅から簡単に申告できるメリットがあります。
確定申告をスムーズに進めるためには、日頃から領収書や報酬明細を整理しておき、余裕を持って準備を進めることが大切です。